ケイタイが鳴った。
明るいてきぱきとした声の主。それは…。
春の日の午後、私は遅めのお昼をとりながら、普段は見ない時間帯のテレビを眺めていた。そこにいたのはアナウンサーの中村朋美さんで、以前2度ほどお会いしたことがあったなぁ〜なんて思って見ていると、「今日で退社します、ありがとうございました!」という瞬間だった。
「へええ!やったー、鹿児島でフリーになるんだねぇ」と、某局の看板の彼女を見ていた。そしてその三日後に、ケイタイの向こうから中村朋美さんの声が聞こえてきたのだった。
さっそくお蕎麦をすすりながら打ち合わせをした。彼女がフリーになって使うことになるキットのデザインだ。名刺や案内のカードはもちろんだったが、封筒も合わせて作ることになり、どうしたものかと考えて「手作りキット」を提案してみた。彼女は大変な筆マメさんで、ちょっとしたお礼や挨拶もすべて手書きで出している。だったら折ったり貼ったりも楽しんでもらえるんじゃないかな?と思いついた。

インクは1色のみ、紙の色を半分づつ2色差し替えて印刷。彼女の好きな元気カラーのひまわりイエローと、オフィシャル向きのウォームグレイ、シールタックをダークブラウンにして引き締める。折り線も型押しし、タックの位置もまあるく印刷しておいたので、作るのは簡単。その中に二つ折りのプロフィールカードや手紙を入れて完成!となる。
かくして、文字と色のみでデザインされた「朋美キット」のできあがり。元気な彼女のイメージを私なりに色で応援してみたデザイン。

中のカードには、普段なかなか使いきれないターコイズブルーをキーカラーに設定。彼女になら似合う色だ。
局アナを飛び出した彼女の夢は、他局の方とのお仕事らしい。
「拓ちゃんとか、田辺師匠と出てたら笑うなぁ〜!」
「陶山さんと報道!が憧れなんですけど〜(笑)」
…すいません。バイタリティーあふれる彼女が、局の壁をひらひら越えて仕事する姿をぜひ見てみたい。そんな鹿児島だったらいいなと願っている。
★中村朋美ブログにて、彼女の仕事っぷり、食べっぷりが楽しく公開中です。

