大人の文房具

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「文房具」といえば、色鉛筆、消しゴム、筆箱などなど、小さい頃から大好きなアイテム。特にこっち方面の道を選択したかつての少年少女たちは、学校帰りに文房具コーナーに立ち寄ったり、大人になってからは銀座・伊東屋に初めて行った時にやたらとドキドキした過去をお持ちなのでは?

私も見事にその人種なのだが、さすがに増える一方の文房具に手を焼くようになり、好きだという衝動だけで買っていたのでは大変なことになる!仕事で必要なものだけでもあっという間に場所をとる!ということに気付いてからは、ぱったりと買わなくなった。
なのに、ああ、それなのに…万年筆を買うことを自分に許してしまった。単なる衝動買いだったら恥ずかしいので、ようやく1年使い続けているのだから愛用品と言っても恥ずかしくないかな?と思って、ここにご紹介。

イタリアのアウロラ(AURORA)製のエイシアです。Asia…つまりアジアをイメージして作られたシリーズで、かつて生き方の転機がアジアだった私としては、運命を感じた一本です。キャップリングには蓮の花・仏陀などが刻印され、翡翠のカボーション(キャップのてっぺんに、なんと翡翠が埋め込まれてます!)。抹茶色のグリーンと深いボルドーワインのマーブルデザイン。ここまで揃っていれば文句はありません。

さらに、万年筆の先輩に聞いたところ、「インクの色選びが、また、大事なんですよ」とのアドバイス。まさか、パイロットでおなじみの黒だのブルーグレーだの入れてはなりません。ペン軸と同系色か、補色を選ぶのがよろしい、とのこと。オレンジの万年筆ならブルーグリーン、グレーの万年筆ならグレーがかった赤、などなど。これは楽しい。万年筆売り場に出かけてみると、驚くようなトーンのインクが各ブランドで美しいチャートになって販売されているのです。カルティエやダンヒルも出してます。

そしてたまにインクの色を全て入れ替え、違った色を楽しむのもイイらしい。すごすぎるよ…、大人の文房具。

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ということで、現実逃避も兼ねて、現在入れているワインレッドのインクをお掃除中。それがなかなか、すぐには出来ない気配です。秋の夜長、ちょっとメールチェックをしたりしながら、傍らにワインなんか置いて、ゆっくりゆっくり手入れを楽しむのが「大人の文房具」のようです。


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2006年09月01日 21:31に掲載された表紙の写真です。

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