愛育病院

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朝のテレビが秋篠宮家に3人目のお子様誕生というニュースを声高に伝えた日、新しいデザインの封筒を納品することになっていた。納品先は、「愛育病院」です。…おや?

鹿児島で年間出産数1,000を超える産婦人科・愛育病院。この病院のデザインコンセプト立ち上げに関わらせていただくことになって、3ヶ月あまり。ようやくその第一段となる封筒3種類がお披露目となりました。

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長年、本来の医療という業務に集中するあまり、「デザインとか広告とか、ずっと何もやってなかったんです。どうしましょう?」という相談を受けたことがお仕事のはじまり。「こういったことが伝えたいことではありませんか?」というコンセプトの文章化やデザインの提示にまとまるまでには、たくさんの思いがめぐりました。
出産というものが全てハッピーだけではない、という事実や現実を知っているこの年齢だからこそ、言葉やデザインをあらゆる方向から眺め、自分の中で反すうし続けました。若い女性が喜んでくれて、ちょっと自分と同世代の女性も感じる部分があって、出産に対して苦しい思いをしている人も肩の力を抜いてもらえるような…そう、見る人にとって感じ方が変わるようなデザイン。

企画書には、難しい言葉ではなく、自分自身が「女性のための病院には、こうあって欲しい」というメッセージを込めました。それが、病院自身も感じていたけれどうまく言い表せなかった気持ちとすっと一致して、「後はお任せします」という言葉を頂けて、今日に至ります。

細かくキャラクターの設定をした上で、今回もイラストレーターの大寺聡さんにお願いしました。

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あなたには、どんなワンコに見えますか?

年内には絵本スタイルのパンフレットとして、文章・コピーなども添えて登場の予定です。
ゆっくりと丁寧に時間をかけて、育てていくのがデザインなのではないかと、こういう仕事に接していると心から実感します。


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2006年09月06日 19:31に掲載された表紙の写真です。

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