「錦江高原ホテル K-MESE VOL.50」を無事に納品することが出来ました。まさかここまで作り続けることになるとは思ってもいなくて、毎回毎回大量の原稿や撮影現場、繰り返される校正作業のやり取りをひたすらこつこつ。その繰り返し。
10年、作り続けてきました。
2年ほど前までのしばらくは、1年に3回というちょっとのんびりペースで発行されていましたが、年4回になるともう1年中打ち合わせをしてるか、撮影してるか、ラフレイアウトを作っているか、データの入れ込み作業をしてるか、校正してるか、印刷打ち合わせしてるか…。デスクトップからフォルダが消えることはありません。
ここまで続いてくると飽きないのか?ネタはつきないのか?と言われそうですが、最近ますます楽しくって仕方がない感じになってきました。もうこのホテルの基本は叩き込まれましたので、それをベースにアイディアを広げることに集中できるようになるのです。「見やすく情報を大量に入れるには」「作業のスピードアップ」「スケジュール管理」といった全体の進行と把握が任されてきます。

そして、個人的に嬉しいことは、料理の撮影にしっかり参加できること。撮影の日はもうハイテンション&集中のイベントと化していて、企画の担当者と調理長はずっと張り付き、時にはサービスの現場スタッフまで顔を出してわいわいと撮影が進むのです。

花・「調理長…これって何ですか?何ですかっ?」
調・「気付いたな〜知りたい?どうしよっかな〜」
花・「メインのエビ、来やがってますねー」
カメラマン・「バリバリ、エビっすよ!」
と、凄腕調理長に面と向かってコツをどんどん聞けるし、撮影のプロの魅せ方は味わえるし、新しいメニューが出てくるたびにわくわく。ここには、1枚の写真で人を惹きつけるためにどうすればいいのかを皆で作り上げる空気が、楽しく満ちあふれているのです。
ただ原稿や撮影済みのポジだけを預かってデザインするのではなく、関わる人と直接会って、話をして、時には冗談を言って、その関係性の中から生まれるものがデザインではないかと、10年の時間が教えてくれているような気がします。
この長い時間と、機会を続けさせてくれている全ての方に、心から感謝します。

