デザインする上で重要なポイントは、印刷する白い紙にこそある。
私はいつも、まず紙という土台に魅力を感じ、紙に乗る文字や写真やイラスト、またその粒子を構成するインクの力は紙によって増幅されるのではないかと思っている。
日頃、何気なく触れている紙の中にも、なんとなく気になる感触を無意識に探す。自分が好きなお店やブランドの小さなカードを手にする時、好きな感触の紙があるかもと意識すると、デザインが更に面白くなる。
さて年が明けて、久しぶりに器を買った。
最近めっぽう「白い器」を選ぶようになり、そこに簡単な料理をちょこっと乗せながら景色を楽しんで頂いている。
白い紙にデザインを乗せる。
白い器に料理を乗せる。
かなり共通点を感じている。
その土台になる白はどれ一つとして同じではなく、乗せられるものの表情を如何様にでも変えてしまう力を持つ。だけど、決して主役になろうとはしない。そんな白。
わたしはたぶん、白という存在に憧れているんだろう。
仕事でもそうありたいと思うようになってきたような…そんな気がしている。

