ジュズダマのお仕事

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ほぼ一年のあれこれを重ねて出来上がってまいりました、印刷物一式。
12月4日から鹿児島県立博物館で開催される展覧会“植物のビーズ「ジュズダマ」と暮らす”では、資料としても充実したパンフレットを無料でお持ち帰りいただけます。

がさがさと草むらに潜り込んで、つやつやとしたジュズダマを集め、新聞紙の上に広げて毛抜きで芯を引っ張り出して糸でつないだことを思い出しながら、デザインと編集をさせていただきました。
ジュズダマを集める時に嗅いだイネ科植物の枯れたにおい、踏みしめる足下の感触、秋のまぶしい陽射し…そんな感覚を子どものころに焼き付けることが出来ていたからか、このようなお仕事には無性に燃え(萌え?)てしまうのでした。

私たちの暮らしの近くで育つ「ジュズダマ」、そういえば最近見かけないなぁ…と思われるかもしれません。子どものころによく集めたジュズダマは今、どこに。
いえいえ、日本全国まだまだたくさん生えています。ジュズダマの目になれば、遠くからでも分かるようになります。
ジュズダマの魅力にはまって、あなたも「刈り」に行きましょう。

展覧会詳細は特設サイトへ→Click!
ジュズダマ目撃情報もお寄せください。Googleマップで生息地が反映されてゆきます。

デザインとディレクションに関してですが、今回のメインヴィジュアルとなる美しいイラストは、長年「いつか植物を描いて欲しい!」と思い続け、本や雑誌を見つめていた波多野光さん(サイト→Click!)にお願いすることができました! 写真では伝えきれないジュズダマの魅力がイキイキと描かれています。
手描きの原画はもう…ため息…。

打ち合わせの時は実物写真やラフを見ながら電話であれこれ詰めまして、「最初にピロピロで、次がもっさり」だの暗号めいた会話を交わし、「葉耳・葉舌」などイネ科植物についてお互いに「なーるーほーどー!」と学ぶことも出来ました。
東京では美味しいパンケーキを食べ…もとい、重要な打ち合わせを重ねるため、田んぼ脇に生えていたジュズダマ手に持って行ったことも楽しい思い出です。

今後の鹿児島県一次産業、農業系のデザインはこのコンビでいけるのではないかと、秘かに思っている次第…植物関係のデザイン、お仕事は心底楽しいです。萌えます。専門的な内容になればなるほど萌え萌えです。関係各位様、なにとぞ難解でマニアックなお仕事(ただし予算は多めで)をよろしくお願いいたします(って、どんなデザイナーだよ)。

最後になりましたが、鹿児島大学総合研究博物館の落合先生、貴重な機会をありがとうございました。
…あ、会場のディレクションはこれからが詰めですね、現場へ刈りにも行かなくてはですね、がんばりまーす。


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2010年10月11日 14:23に掲載された表紙の写真です。

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