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おこわの湯気

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仕事の時間が空いたので、おこわを作った。

小さい頃からおこわは憧れのゴハンだった。母が作ってくれるのはいつも炊き込みご飯で、何かが違うといつもいつも不思議だった。“おこわ”という名前を知らなかったのも原因だ。やがて、餅米を使って蒸せば良いということが解って、とてもすっきりした気分になったことを覚えている。

それでも、自分でゴハンを作るようになってからも、おこわを作ることは無かった。デパ地下で折に入ったものをたまには買うけれど、わざわざ作ったりはしなかった。
ここ一年くらいだろうか、普通のゴハンメニューの中におこわが入るようになったのは。入れる具は、干しえび、干し椎茸、甘栗で、ちょっと中華風。餅米を半日前に研いで浸けておくことさえ忘れなければ、ものすごく簡単なのだ。あれっ?と呆気無いくらいにおこわは出来あがる。
それなのに、お茶碗によそわれたおこわはちょっと他所ゆきの雰囲気で、特別な気持ちにしてくれるのだ。これは多分に小さい頃、言っても言っても炊き込みご飯だったことの、幸せなトラウマかと思われます。

今日のおこわは、ともだちへの差し入れです。直ぐに食べられるようにお弁当箱に入れたのと、ラップでくるんで冷凍用にしたもの。どんな言葉よりも、口にするものの方が伝わることもあると思うので…。私に出来ることって、これくらいしかないのです。

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2005年01月09日 11:52に投稿されたエントリーのページです。

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