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金木犀のある家です。

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金木犀の香りが秋風に混じりはじめた。…あ、新しい土地の金木犀はどうだろう!
今月末にいよいよ正式に自分たちのものになる、山すその土地へ向かった。これからウチにやって来る人を最初に迎えてくれるのは、この金木犀になる。しかも、枝に手が届かないくらい大きい。下から見上げるとすぐ隣の楓と枝が混じりあって、なんともいえないシルエットを作り出す。そのまた隣には一ツ葉、さらにもう一本楓、そして桜の木がずらずらと並んでいて、どれもみんな見上げるくらいの立派な木なのだ。でも幹は細目ですらりとしていて、がっしりとした大木ではなくとっても自然な感じがする。

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いくらお金を払っても手に入れられないものは、こうした大きな木に育つ年月だと思っていたので、土地を買うことにした大きな理由の一つがこの木だと言える。

家は入り口のすぐ近くに建っているので、奥に入った中庭がまた結構遊べるスペースになっている。中心に名もしらぬ大きな木がある。夜明かりを灯してこの下で宴会、としか言いようのない木だ。すぐ隣にはその中庭を見下ろせる2階建ての納屋があり、8畳二間の立派な部屋になっている。家(大改修の予定)よりもこっちの納屋部屋のほうがきれいというのもおかしな話だ。
いずれ畑になる所にもぽつぽつと木が植わっている。金木犀、梅2本、椿2本、まだ実がつかないくらい小さいけれど柿もある。下草にはフキも多い。

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ゆったりと頼りになりそうな大きな木が、きっとささやかな家を包んでくれて、安心できる場所になるよう見守ってくれるだろう。すごくそんな気配が感じられる。
「この場所を買うんだねぇ」と次第に実感が湧いてくると、どんどん愛しくなってくる。一緒に暮らしている相方も、私より先に自転車で金木犀を見に行ったそうだ。最初は「え〜、ここ!? いいかなぁ?」と言っていたのではなかったか? なんなのだ、その抜け駆けぶりは。
今はまだまだ草ぼうぼう、家も廃虚状態なのでぜんぜんピンとこないけど、この大きな木たちは私たちがやってくるのを待っているんだと思う。

さて、どうやって風景を作っていこうか。とっても長い計画だ。ひとまず色々な本や雑誌を読み続けた結果、「柳生流」を実践しようと思う。そう、クイズハンターの柳生博の作法に倣って、私は里山の庭を目指す。

〈ご挨拶〉
いよいよコトが動き出しました。今月末に正式にハンコを押して契約をしますので、そこから家という新しい表現の場を作ることになってきます。まさか本当にこんな日が来るとは思っていませんでしたが(相当強く願ってはいましたが…)、買っちゃいます。

その経緯こそまさにライフページにて随時紹介すべきことかもよ、と思って、ちゃんと時系列に紹介してゆこうと思います。各種データや関わってくださる方々のこと、その様子なども残してゆけたらと考えています。
どうぞ新しい場の誕生を見守り、応援して頂ければありがたく思います。

もちろん何の問題もなくデザイン業務は行っていきます。
「セルフビルド」などという本業ほっぽらかしての家づくりではございませんので、どしどしお仕事よろしくお願いいたします。それが新しい家の壁となり床となりますので…。

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2006年10月17日 17:37に投稿されたエントリーのページです。

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