
1月末、トラックに満載して、庭に埋没していた忌まわしい地層化した不燃ゴミを撤去。2月3日、まっさらになった庭へ3本の木を植えた。常緑樹に囲まれた(借景となる裏山も濃い緑)場所なので、2〜3mの高さの落葉樹が新しい表情を見せてくれることになる。

まず朝起きて窓の外のすぐ見える場所へ「桂」を植えた。薄めの葉が重なり合う姿は優しく、東京で大きな街路樹を見て大好きになったもの。真夏の陽射しの下で、揺れるような木陰が涼しげだった。さらに色々な本で調べてみると新緑の香りが良く、さらに落ち葉を踏むとカラメルのような匂いがするという。大木になるので、その枝の下をくぐって落ち葉を踏みしめてみたい。
庭全体はかなり立体的な地形をしていて、植える場所によっては樹を上からも下からも眺めることが出来る。そこで中間の位置には「ヤマボウシ」。花(正確には総苞片)が上向きに咲くので上から楽しみたいし、見上げる景色も優しげで良さそうだ。
斜面になるので水が保たれるよう、念入りに植え込まれた。

もう一本は「モミジバフウ」という、葉っぱが子供の手のひらくらいで、秋になると真っ赤に色づく木。3号線沿いのマンションの脇の街路樹の紅葉に一目ぼれ。落ち葉を拾って名前を知った。まず一番早く大きくなるのはこの木らしく、周囲には一本も見られないので目立つ存在になりそうだ。
今回植え込み担当の「川崎緑化センター」のお二人は、またもや木を愛してやまないような様子で、いろいろ丁寧に管理の仕方を教えてくださる。今年の夏さえ乗り切れれば「ここは土がイイから、ものすっごい勢いで大きく育ちますよ!」と大木宣言まで飛び出した。
そして作業が終わると、木に向かって「いいところにお嫁に来たねぇ」と言葉をかけていた。念入りに選んだ木に向かってこう言ってもらえると、暖かく幸せな気持ちになる。もう自由に思いっきり育ってくれて構わない!と思ってしまった。
まあ木が3本やって来てくれただけで、こうも庭に対する気持ちが変わるものだろうか。「ウチの庭」という気持ちがしっかり固まった。そして不思議なことに納まるべきところに木が落ち着くと、道を作る場所がぱっと見えたような気がするのだ。

急いで細い廃材を割りばしのように折り、下りの道の位置を決める。大きく育った木を想像しながら、次は道を作るのだ。もちろんこれは自力でね、うんしょうんしょとやっちゃいます。
やっぱり木は生き物なのでここまでの大きさの木はシロウトには無茶かもと、あらたまった気持ちで選んだ今回はプロに依頼した次第。今後は色々張り付いて得たテクニックを元に、もちろん自力で植えていきますよ〜。
