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   <subtitle>必要なもの、好きなもの、大事なものだけしかない空間</subtitle>
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   <title>元日ぜんざい</title>
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   <published>2008-01-01T05:29:42Z</published>
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      <![CDATA[<img alt="080101-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/life/080101-01.gif" width="262" height="197" />
]]>
      <![CDATA[新年早々雪が降っているではないか。

なんか暖房機器を増やさなくてはと思っても、ホットカーペットとファンヒーターくらいではどうにもならない。
よし、どうせ風通しの良い家なんだから、台所で火を熾そうっと。

火災報知器付きのマンションではやれないのが、この「お部屋で七厘」だろう。

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まずは火熾しで炭に着火。
３分ほどガスにかけたら後はほうっておくだけ。火はパチパチといい音をたてながら熾り続けてくれる。ふわっとした炭の香りも、すこし気持を暖かくしてくれる。

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七厘に移したらせっかくだから上に何か乗せときましょう。
あ…横にある「アラジンストーブ」はこう寒くては焼け石に水、寒波にアラジン、です。灯油を消費しても勿体ないだけと諦めて、使いません。

鍋のなかでことこと炊くのは、やっぱり小豆。洗ってすぐに炊けるのがいいですね。

市販のあんこや煮豆はどうしても甘すぎて、食べると疲れてしまうのです。尋常ではない量の砂糖は、身体に入った瞬間にショックを感じることすらあります。
自分で砂糖を加えて作ってみると、相当量を入れなくては甘くはならないことがわかります。豆本来の美味しさと最低限の砂糖の甘さをみながら、ちょうどいい加減に仕上げられるのが手作りの良いところ。しかもお鍋いっぱい作ったって、原価はたがが知れています。

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渋抜きのために一度茹でこぼします。
あとはただ横で年賀状を書き足したり、「スーパーマンリターンズ」のDVDでも観てたら、吹きこぼすこともなく黙って七厘がいい感じに仕上げてくれます。

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炊き上がったら、実家からもらってきたお餅も焼いてしまいましょう。ガス台やオーブントースターではどうにも気分がでないので、やはりここでも七厘です。
お餅を焼き終えたら、やかんをかけておくとお湯が沸きます。ガス代も電気代もいりません。

さて最後に「神宗」の塩昆布でも添えて、元旦の作り立てぜんざいをハフハフいただきます。

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   <title>2007夏野菜</title>
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   <published>2007-08-29T12:01:24Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:49Z</updated>
   
   <summary>書くことはそれしかないのか！と言われそうな野菜ネタですが、暑さに山を越えた今の畑が、一番夏野菜の魅力を振りまいているのでせっかくですもの、ご紹介。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="070829-02.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-02.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[書くことはそれしかないのか！と言われそうな野菜ネタですが、暑さのピークを越えた今の畑が夏野菜の魅力を一番振りまいているので、せっかくですもの、ご紹介。
引っ越してきて初めての場所での野菜づくりはちょっとドキドキ。どんな野菜に向いているのか、何が苦手なのか、土地によって得手不得手があるのです。非力な人間を畑は助けてくれるでしょうか、と祈る気持ちの１年目。

しかし今年、忙しさにかまけて放ったらかし気味にもかかわらず、土地の力に助けられて楽しい畑になりました。蒔きっぱなしのエンツァイ（空芯菜）も野良シソと仲良く混ざり合ってイイ感じに育ってます。この配色がたまらなく好き。

<img alt="070829-03.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-03.gif" width="262" height="393" />

今年のピーマンは１本支柱に枝吊り仕立て。枝が弱いので必ずサポートしないと、自分の重みで裂けるように折れてしまうのがピーマンです。今までは３本支柱で仕立てていたのですが、枝がどんどん増えるのでヒモで吊るのが楽しいかもと思って。プロは剪定して実の充実や株の寿命を延ばすのかもしれないけど、ちょっと弱めの柔らかいピーマンは家庭菜園ぽくていいような気がする。小さくても鈴なりてのがカワイイ。
台風がきたら飛ぶかもしれないけれど、なんとか２本で１００個はクリアしたいところ。冬直前まで路地でガンバレ！

<img alt="070829-04.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-04.gif" width="262" height="393" />

<a href="http://www.rh-plus.co.jp/cms/004/2007_05_03.php">おっかなびっくり春に植えた</a>…てか、土に埋めただけのショウガはこんな状態。
土の中はいったいどうなっているのどうなっているの…！

<img alt="070829-05.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-05.gif" width="262" height="175" />

傷つけないようにこっそり掘ったらこんなことになっていた。これがいわゆる「はじかみ」。下の隠れてるとこが「新ショウガ」でさらなる下に「根ショウガ」ができてる、たぶん。どんどん横に増えていくのがわかります。人間いくつになっても簡単なところに楽しいことが見つかるもので、私にとっては初チャレンジ（といっても穴掘って置いただけの）このショウガでした。ショウガでこんなにドキドキできるなんて思いもよらなかったわ。

<img alt="070829-06.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-06.gif" width="262" height="175" />

結局誘惑に負けてはじっこをポキ！
ここからまだ横にのびていくのに…もったいない…でも初ショウガばんさい！ビール！…いや日本酒！

<img alt="070829-08.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-08.gif" width="262" height="175" />

こんな緑のヤブ状態の畑にうじゃうじゃと多品種。各種２株づつ植えておけば…追われる野菜生活がたいがい楽しめます。
そして恐る恐る振り返ると…

<img alt="070829-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-01.gif" width="262" height="175" />

じゃーん！未だ手付かずの未開の地がー。
ここを耕して冬野菜を育てるのだー。

野菜づくりの本通りに夏野菜をある日いっぺんに植え替え、なんてことはあり得ません。いっそもっと寒くなってからの方が味が濃くなり、美味しさの増す夏野菜も多いのです。で、冬野菜にはまた専用の畑を拡張しなくちゃいけません。
誰が？→私が。
どうやって？→クワ一本で耕して。
果樹園も欲しいしさ。

<img alt="070829-07.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070829-07.gif" width="262" height="175" />

そうこうして夏野菜で遊んでいるうちに、満月のタイミングを狙って蒔いたブロッコリー・白菜・カリフラワー・キャベツが見事２日後の満月で「ポンッ」と出た。引力のすごさよ。この瞬間にいつも感動するので、私はちまちまと種まき派。こうやって台所である程度まで管理しておけば、害虫からも守ってやれるし時間も節約できるので、忙しい人こそ試して欲しいプラグトレイ育苗です。種まきなんてテレビ見ながら２０分で終わるし。

そしてこのまま順調に育てば５０本の野菜の苗が！…なんてことは欲張らず、８割の４０本が仕上がれば合格ラインでしょう。これら４０本の苗を植え、大根やスナップエンドウ、ほうれん草などの各種直まき野菜の敷地を確保すべく、開拓の時間をどうやって捻出するか…悩ましい時期に入っております。

でも、やっぱ結局のところうまいからなんだよね。
農耕民族ですから、やっぱり耕さなくちゃと思う生活。]]>
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   <title>プロの植栽テクニック・タマリュウ篇</title>
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   <published>2007-04-16T16:02:24Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:49Z</updated>
   
   <summary>家の周りの犬走りに沿って「タマリュウ」を植えることにした。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="070417-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070417-01.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[家の周りの犬走りに沿って「タマリュウ」を植えることにした。雨の跳ね返りが激しいので、少しでも和らぐように。小さい頃遊びに行ってたおじちゃんの家とか、雨どいがないかわりにこのテの植物が植えてあったような記憶がある。

で、いつものグリーンプラザ川崎・松元店で「タマリュウ」を１ケース、２４ポット買ってきた。もちろん売り場のおじちゃんに植え方を聞いた。その聞き出し方が我ながら…上手いのだ。その「これはプロの植え方だよ」とこっそり教えてくれた方法をご紹介してしまいましょう。「タマリュウはなかなか増えない」「面積を埋めるにはお金がかかる」とよく聞くので、せっかくだったらあなたもタマリュウファンになってね、のメッセージを込めて。

<img alt="070417-02.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070417-02.gif" width="262" height="190" />

まずは、ポット苗です。しかし！実はこれをそのままぽこっと植えてはいけないのですー。

<img alt="070417-03.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070417-03.gif" width="262" height="179" />

土を落としながらわしわしわしっ…とほぐしていくと。

<img alt="070417-04.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070417-04.gif" width="262" height="179" />

じゃ〜ん！分裂！
こいつは５つに分かれました。
よく見るとそれぞれにこれから育つ芽がついてます。これが育ちやすいようにバラすわけです。

<img alt="070417-05.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070417-05.gif" width="262" height="175" />

で、１ケースバラすと、宇宙人の整列状態。愛嬌ありますね。私は３０分くらいですべてバラしました。わ〜い１２０本くらいになったぞ〜。
そして互いの葉が触れ合うくらいの間隔で植えてゆきます。

これからタマリュウを植えたいとお考えの方は、ぜひポットの苗をよく観察して、分けやすいかどうかチェックされることをおすすめします。意識して見たらすぐにピンときます、どれが「お得なポットか」ってことが。ニヒ！

ざっくり「リュウノヒゲ」とか「ジャノヒゲ」と呼ばれるこのテの植物。「タマリュウ」の他にも「コクリュウ=黒い」「チャボリュウ=さらに小っちゃい」など色々あるので、植える場所にあわせて楽しめます。白いストライプのとかもあって、このあたりの植物が気になりはじめると一気に花苗売り場から離れた地味〜なコーナーへ足が向くのです。
あんまり渋好みにならないよう気をつけなくては…。]]>
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   <title>ぼちぼち、今だから書けること。</title>
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   <published>2007-03-13T12:52:42Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:49Z</updated>
   
   <summary>いよいよあと２週間ほどでお引っ越し＆移転。なるべく状況を細かく更新しようと思ってはいたものの、それもままならずの慌ただしく落ち着かない日々でした。…って、まだ終わってないですけど。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="070313-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070313-01.gif" width="262" height="175" />]]>
      いよいよあと２週間ほどでお引っ越し＆移転。なるべく状況を細かく更新しようと思ってはいたものの、それもままならずの慌ただしく落ち着かない日々でした。…って、まだ終わってないですけど。

ともあれ、なんとか区切りが見えてきたので、ここらで軽く総括です。

「きっとこだわりのある家なんでしょうね！」と、多くの方に声を掛けて頂いてます。でもこの１枚の写真を見てお分かりの通り、とてもあっさりした仕上がりです。「こだわりの古民家風」でもなく「こだわりの天然素材」でもなく、合板やペンキを自力で張って塗っただけのまっさらな家です。　
中央に置いてあるのは合板手作りの置きっぱなしキッチン（オットモドキよ、あなたはエライ）、換気扇がないのは昔のおばあちゃんの台所にはなかったから、という理由です。煙が出るような魚は外に出て七厘で焼くのです。今までもずっとそうしてきたので、特別なことではありません。

そんな「イマドキハヤリのこだわり」なんて何もない家づくりを、工務店さんに理解して頂くのは至難の業です。だって、目に見えて古民家風とか、珪藻土を壁に塗りましたとかしたほうが分かりやすいんです。金額も積もりやすいし。それをあれもこれもいりません、というのは却って効率が悪く逃げが効きません。等間隔に釘が打ってあるか、壁と柱がすべて直角水平出ているか、柱の継ぎ目がぴしゃっと合っているか、そんな基本が露出するのです。　
そんな基本は当然、いちいちシロウトが言わなくたってさらっとやって引き渡されるかと思っていたのです。
でも、そうじゃなかった。悲しくなるほど汚なかった。今まで私が関わってきたモノづくりをする人たちにこんな粗い仕上げをする人はいなかったから、てっきり丁寧にキレイに当たり前に仕上げるのって普通のこと、プロならなおさらだと思ってたんです。

でも、そうじゃなかった。

なにか作業工程が進むたびに変なことが発生していて、その確認のためにドキドキしながら現場に向かい、案の定発生していたそれらを修正してもらうために「プロに向かって」言わなければなりません。まるで自分がイジワルな人間になった気分です。言われた側はなぜでしょう、ものすごく笑顔でイヤな顔をします（最初は職人さんだからと丁重に低姿勢にでしたが…これでは結局いつまでも解決せず）。または、私の顔を見るたびにびびります。それがずうっと続きます。そうなるといつしか自分自身に向かって「私ってすっごいイジワルなんじゃないか？」と思うようになります。

やがてようやく最近になって、相当落ち込みきったところで腹が据わりました。
「釘はまっすぐに打つものだろうし、裏に突き抜けたらいけないもんだろ。窓枠の位置が左右で１センチ違うのはあり得ない。見苦しい繋ぎ目や隠れるべき部分を隠さないのはおかしい。基本構造が素人目で見てもどーしたって、おかしい。基本じゃないか。難しいことなんて言ってないわーい！プロならやってなんぼじゃ〜い！私の方が間違ってるなら言い返して来んか〜い！」
ああ私、こんなにも鍛えられてしまいました。しくしく。

今日も懲りずに水周りだけでいくつものミスを発見！発注間違いパーツの品番を自分でFAXし（納期に時間がかかっちゃいかんし）、タイルと配水管の接合面のズレを図解で指示し、危うく頼んでもいなかったトイレットペーパーホルダー（メーカーロゴ入り・プラスチック製…ううっ！涙）が取り付けられる寸前で阻止し、天然記念物的花柄のプラスチック製三角サニタリーボックスを突き返し（これは女性なら絶対イヤーッと叫ぶと思うの…涙）、トイレリモコンの取り付け位置を直接指示し（フツウは機械的に壁と床から何センチ、てなことらしい。壁の柄やタイルの位置は無視なのかしら…涙）、てな状態。
もちろん自分のお仕事は通常通り営業中。ぱっと立ち寄ってだだっと指示し、またお仕事へダッシュ。もう、まるで漫画のような展開ながら…ノンフィクション！

でもね、ま、仕事帰りとかに一人静かに見回すと、なんだかいい感じなんですよ。
屋根のすぐ上からはそろそろノドのこなれたウグイスの声が大音量で聞こえてくるし、日の差し込みも程よいし、小川の音も小さく聞こえてきたり。必要なもの、好きなもの、大事なものだけしかない空間を作ってしまったなあ、と。
そこへ、モノに溢れてしまった今の暮らしをフィルターにかけて、必要なものだけを持ち込むのです。
自分自身を振り返ったり弱さを反省したり、仕事に対する姿勢を見つめ直したり、オットモドキの精神力と体力に頭が下がったり。家を作るということはえらく疲れることだけど、実に得難い経験でした。…まだずっとずっと続くけど。

ほか多数のネタをお聴きになりたい方は、４月に入ったらぜひ直接お訪ねください。
桜の花咲く木の下で、新しい仕事場をお披露目しつつ笑ってご案内いたします。
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   <title>新しい庭のメンバー</title>
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   <published>2007-02-04T14:25:43Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:48Z</updated>
   
   <summary>１月末、トラックに満載して、庭に埋没していた忌まわしい地層化した不燃ゴミを撤去。２月３日、まっさらになった庭へ３本の木を植えた。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="070204-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070204-01.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[１月末、トラックに満載して、庭に埋没していた忌まわしい地層化した不燃ゴミを撤去。２月３日、まっさらになった庭へ３本の木を植えた。常緑樹に囲まれた（借景となる裏山も濃い緑）場所なので、２〜３ｍの高さの落葉樹が新しい表情を見せてくれることになる。

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まず朝起きて窓の外のすぐ見える場所へ「桂」を植えた。薄めの葉が重なり合う姿は優しく、東京で大きな街路樹を見て大好きになったもの。真夏の陽射しの下で、揺れるような木陰が涼しげだった。さらに色々な本で調べてみると新緑の香りが良く、さらに落ち葉を踏むとカラメルのような匂いがするという。大木になるので、その枝の下をくぐって落ち葉を踏みしめてみたい。

庭全体はかなり立体的な地形をしていて、植える場所によっては樹を上からも下からも眺めることが出来る。そこで中間の位置には「ヤマボウシ」。花（正確には総苞片）が上向きに咲くので上から楽しみたいし、見上げる景色も優しげで良さそうだ。
斜面になるので水が保たれるよう、念入りに植え込まれた。

<img alt="070204-06.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070204-06.gif" width="200" height="300" />

もう一本は「モミジバフウ」という、葉っぱが子供の手のひらくらいで、秋になると真っ赤に色づく木。３号線沿いのマンションの脇の街路樹の紅葉に一目ぼれ。落ち葉を拾って名前を知った。まず一番早く大きくなるのはこの木らしく、周囲には一本も見られないので目立つ存在になりそうだ。

今回植え込み担当の「川崎緑化センター」のお二人は、またもや木を愛してやまないような様子で、いろいろ丁寧に管理の仕方を教えてくださる。今年の夏さえ乗り切れれば「ここは土がイイから、ものすっごい勢いで大きく育ちますよ！」と大木宣言まで飛び出した。
そして作業が終わると、木に向かって「いいところにお嫁に来たねぇ」と言葉をかけていた。念入りに選んだ木に向かってこう言ってもらえると、暖かく幸せな気持ちになる。もう自由に思いっきり育ってくれて構わない！と思ってしまった。

まあ木が３本やって来てくれただけで、こうも庭に対する気持ちが変わるものだろうか。「ウチの庭」という気持ちがしっかり固まった。そして不思議なことに納まるべきところに木が落ち着くと、道を作る場所がぱっと見えたような気がするのだ。

<img alt="070204-05.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/070204-05.gif" width="262" height="175" />

急いで細い廃材を割りばしのように折り、下りの道の位置を決める。大きく育った木を想像しながら、次は道を作るのだ。もちろんこれは自力でね、うんしょうんしょとやっちゃいます。
やっぱり木は生き物なのでここまでの大きさの木はシロウトには無茶かもと、あらたまった気持ちで選んだ今回はプロに依頼した次第。今後は色々張り付いて得たテクニックを元に、もちろん自力で植えていきますよ〜。]]>
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   <title>電気配線工事</title>
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   <published>2006-12-24T12:13:26Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:48Z</updated>
   
   <summary>きょう〜は楽しいイブだけどぉ〜（イブだけどぉ〜）
てんじょの照明かんがえなくっちゃ・いけまぁせ〜ん〜♪</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061224-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061224-01.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[きょう〜は楽しいイブだけどぉ〜（イブだけどぉ〜）
私の家は浄土真宗（ン！）西本願寺〜（一応ね〜）
イルミネーションつけないけれどぉ〜
てんじょの照明かんがえなくっちゃ・いけまぁせ〜ん〜♪

<img alt="061224-02.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061224-02.gif" width="262" height="175" />

唄いながらお休みの現場に着くと、なぜ私の心が通じたのかしら！？というタイミングで、電気配線のお兄さんがいた。私は全然気にしないけどお若い方はイブの日曜日って大事でしょうに…。ま、それはおいといて、家から仕事に使っているイスを持ち込んで、予定の場所に座って照明のカタログをめくる。
実際の天井仕上げを見ればどうやったって取り付け不能な器具が計画されていた。配線のお兄さんも「図面通りにはでけんど」と感じていたところだったらしく、これはやはり運命のイブ。「ちょっと待っててね〜今考える〜」と視線を巡らせる。ただでさえ天井が低いので存在感の強くないものが良さそうです。
「スポットに調光器もつけたいんです〜」
「蛍光ランプじゃ調光出来ないので、白熱ランプですよ。スポットならそっちから選んでくださいね」
「あっ、そなの？」
という具合に、腕の善し悪しの問題ではなく「器具自体の機能で出来ることと出来ないことがある」というのを初めて知った。
「じゃあさ、ダウンライトとペンダントは連動スイッチで、ってのもいいの？」「出来ますよ」
お客さんからリクエストされて自分から「出来ない」というようなことは絶対に言いたくない、というお兄さんであった。そんな話をしながらパチパチとペンチの音を響かせ配線は進んでゆく。私はと言えば照明の位置をマジックで天井につけてゆく。最後は念のためにお兄さんが計ってくれたのだが「目見当なのにぴったり等間隔ですね」と褒められました。うふ。
こういう専門の人と作業しながら話すのは実に楽しい。建売住宅の電気配線裏話とか、部屋の一番奥につけられた気の毒としか言いようのないスイッチの話とか、色々聞くことが出来ました。職人さんに悪意なんてものはなくても、依頼主が油断してると現場進行に追いつけなくて何でもアリ！になってしまうってことか。なるほど依頼主は『意欲と仕上がりイメージ、常に前傾姿勢』ですね。

<img alt="061224-03.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061224-03.gif" width="262" height="180" />

普段見ることが出来ない天井裏の配線や『ナイスハット』というコードのカバーなど写真に収める。天井高が低くてですね…という話をしたらお兄さん（また私よりかなりお背が控えめな方…）も「確かにかなり低いですね」と返ってきました。
ただ実際にイスを持っていって座っていると、はめ殺しにしたサッシの向こうに見える桜と紅葉の枝ぶりとか、陽射しの差し込む加減とか、机の横に配置した超横細長サッシ（綿密に高さを指示しました）からの一面広がる緑の景色とか、部屋に『こもれる』感じがすごくいい。似合うBGMを選ぶのも楽しみになりそう。仕事に邁進ていうんですか？

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帰りがけ、思わず柏手を打ちたくなる玄関の上を見上げる。…神棚？…お正月前のオプション？　こうして予測不可能な動きがどんどん目に見えてくるので、ますます目が離せない現場なのでありました。とりあえず「メリークリスマース！」と手を合わせて拝んで戻りました。]]>
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   <title>身体尺の違い</title>
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   <published>2006-12-23T09:01:29Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:48Z</updated>
   
   <summary>年内の工事も残すところあと４日、大工さんたちの動きも1.2倍速（微妙に早回し）に感じられます。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061223-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061223-01.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[年内の工事も残すところあと４日、大工さんたちの動きも1.2倍速（微妙に早回し）に感じられます。

<img alt="061223-02.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061223-02.gif" width="262" height="175" />

外壁が貼り込まれると進行具合が分かりやすいというか、目に見えて進んでる感があります。

しかしこうして具体的にシロウトでも見て分かる段階に入ってくると、ツッコミたくなる部分がいくつか…。なんと、梁に頭がぶつかることが判明！床位置が正確に上がったため立ってみたら「ぶつかってるわーい！」てな具合。他にも「屋根の取り合いの関係で天井は低めですよ」と聞いてはいたものの、デザインスペースの天井高がホントに足りない気分。
梁は上げてもらうことが出来ますが、天井高はどうにもならない。こもって仕事してる気分は出るけど。（←プラス思考ですか？）
現場でなければ調整できないこともあるけれど、やはり数値で出して欲しかったというのが正直なところです。てか、出しますよね、出しませんか？

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ここ完全に当たりますよ〜と実演中。

家の中を色々と見回しながらファインダーを覗いていてハタと気づいたことは、大工さんをはじめけっこうみんな背が低い！ということでした。これは盲点。身体尺が違いすぎるんです。だから頭がぶつかるとか圧迫感を感じるとか、実感していないんです。（それ以前の問題です！とこのHPを見ている建築デザイナーさんの声が聞こえてきそう…）
暮らしていてどこに手が伸びるのか、どう歩くのか、視線はどの高さに来るのか、などなど体格が違えば暮らし心地も変わります。今借りている家も昔の作りなので、水周り全般が低すぎて使いづらいねという話をしていたんですが…、はっ！洗面の取り付け位置にも注意ってことですね。

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ここからが互いの腕の見せ所ですし、と前向きに考えつつも「仕事ってそうなんじゃないの？」と普段の仕事を振り返りながら思うわけです。全員が納得して「頼んで良かった」「受けて良かった」と終わらなくては、出会った意味がなくなってしまいます。そんなに安い買い物でもありません。形として長く残るのですから、見るたびに作り上げる工程を嬉しく思い返せる場を目指したいのです。
だって自分が住みたいと思う家がなかったから、自分で作ることにしたんですもの。

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   <title>落葉樹を景色の中へ</title>
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   <published>2006-12-15T12:56:55Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:48Z</updated>
   
   <summary>最近、運転しながらとか、近所を見回すたびに「今年は紅葉が多いなぁ」と目が留まる。やはり台風の影響が少なかったのと、１２月に入ってバシッと一度冷え込んだりしたこと、日照の多さが原因だろうか。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061215-01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061215-01.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[最近、運転しながらとか、近所を見回すたびに「今年は紅葉が多いなぁ」と目が留まる。やはり台風の影響が少なかったのと、１２月に入ってバシッと一度冷え込んだりしたこと、日照の多さが原因だろうか。「こんなところにこんな木があったんだ」と、常時必携の「樹木図鑑」で調べるのが楽しい。

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ここまで見事な完全黄葉は今年が初めて『メグスリノキ』

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ウルシ！？と一瞬びびってしまう『ハゼノキ』

さて、いよいよ引き渡しも近づいてきているところへ（間に合うのかは、う〜ん、ナゾ）、『川崎緑化センター』から電話が入った。実は１２月に入ってすぐ、『グリーンプラザ川崎・松元店』で桂（３ｍ）とヤマボウシ（２ｍ）を選んで『ご予約済み』の赤い荷札を下げてもらい、お取り置きしているのだ。さらに遡って、去年の１２月あたりから私はすっかり樹木コーナーに入り浸っていて、新芽や花、秋の実や紅葉、枝ぶりなどぐるぐる眺め回すことを趣味にしていた。１年間木を見続けてきて、選び抜いたのが桂とヤマボウシ、というわけ。
新しい庭は視野に入る常緑の高木がとても多いので、落葉樹ということはあっさりと決まっていて、あとはどこに植えるかと、周りの葉色とのバランスです。

ということで、１月中旬になってから植え込みに来てくださる方が下見に来られた。私が植えたいと思っていた場所を指さすと、どうやら『合格』だったもよう。他にも庭の借景となる裏手の山、お隣の大きな杉の木とのバランスを見てくれて、「ここに高い木を一本入れると、リズムがいいね」というアドバイスを頂いた。そこですかさず一昨日拾ってきていた落ち葉を見せる。国道沿いの街路樹がすごく素敵だったので「これは何の木でしょう。これは合いませんか？」と聞いてみると「これはアメリカフウだね」とすぐに判明。樹木図鑑を開いてみるとそれは『モミジバフウ』とも呼ばれる高木でした。
「この斜面に小さい木を植えたら、隣の２０ｍの杉ぐらいまですぐに大きくなるよ」
「あんなに大きくなるまで生きてるかなぁ」
「大丈夫、３０年でああなるから！」
３０年って、木にしてみたら「すぐ」なんだ…。

<img alt="061215-04.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061215-04.gif" width="262" height="175" />

もう一本気になる『ユリノキ』を聞いてみたところ、鹿児島ではムリ、テッポウムシにやられるということで、小さなアメリカフウを追加することになりました。目指せ２０ｍ（←どーすんでしょ！笑）。

他にも夏場の木陰確保のポイントや、今植わっている木の構成から集まりやすい害虫（テッポウムシ・チャドクガ・イラ）とその防除の仕方、重なり合っている木の枝はあえて放任せよなど。ついでに、中央にどっかりと生えている『けせん』の木の根っこから作る『けせんじょうちゅう（焼酎）』まで。琥珀色になって香りも付いて、おいしーんだって。春が香り高いそうな。

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さすが樹木のプロ、派手ではない木にもあちこちすぐ気がついてくれて、たくさんのことを教わってしまった。わずか３本の木を買うだけなのに、とっても楽しい話がいっぱい。そして、本当に木のことが大好きなんだなぁ、と感じられる方だった。
「２本の木の互いの枝が重なってたって放っておけばいいんだよ。支え合ってるのかもしれないし、どっちかが負けるかもしれないし。それが自然なんだから」

「ここは、いい庭になるよ」

木を見上げながら笑顔でそう言うと、おじさんは帰っていった。
鹿児島市内に比べるととっても寒いこの場所だからこそ、鮮やかに紅（黄）葉する落葉樹。これからもっと楽しみが増えるような気がする。]]>
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   <title>自分を照らし出す</title>
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   <published>2006-12-10T13:22:09Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:48Z</updated>
   
   <summary>お家の照明プランがやってきた。まだ壁も床もガラガラな状態で全然ピンとこないのだが、もうそんな時期なのね。とか思いつつ開いてみて…</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061210.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061210.gif" width="262" height="175" />]]>
      お家の照明プランがやってきた。まだ壁も床もガラガラな状態で全然ピンとこないのだが、もうそんな時期なのね。とか思いつつ開いてみて「明らかにこれは違うなー」と首を思わず横にストレッチしてしまった。
わが社の超変形８畳の「事務所」と呼ばれているところには、もう「いかにも事務所です！」と、堂々とした蛍光灯がプランニング…。うっうっうっ（涙）。現場のプレハブ事務所じゃないですー。デザイン事務所ですー。

「我が家はすべて電球色」これ、ずうっと変わらぬ基本のキ、であります。平面図に丁寧に併記されている写真と品番を頼りに、持っているカタログと照らし合わせてみる。この「すでに持っている」というあたりが、シロウトのくせにいやらしいっちゃいやらしいんですが・・・。ま、それくらい照明のことが好きで集めているのです。

「電球色」と「昼白色」の選択肢がある器具についても、すべてチョイスされているのは「昼白色」なので、これはきっと慣例なのでありましょう。（普通の人はこんなに驚かないはずです）
そして土間＆リビングには、よくあるイサムノグチモドキ和紙のまーるいおっきいのが、全部で５個。天井から下がってくるのかしら…５個も。
「そば茶屋だね」
そんなに照明器具にうるさくはないオットモドキも、のぞき込んでぽつり。衝撃だったようだ。

だいたい一般家庭で照明をつけるのは夕暮れ時から夜と相場が決まっている。昼とは違った雰囲気を楽しむための夜なんだから、わざわざ昼の明かりを持ってきたりしたら気分が切り替わりません。顔色も悪く見えるし。遅い時間になったら仕事しながらゆったりとした曲を流し、ワインでも飲みたくなる、そんな感じが好みです。

今まで好きでちょこちょこと買い集めていた照明器具もあるし、もう少し仕上がりに近づいてから空間を見て決めようかなということで、ひとまず区切りを付けることにした。

カタログにはもっともっと素敵なものがたくさん載っていて、こっちだったら頼みたいというものもある。それらはちょっと変わった個性的なデザインの照明器具なのだ。そして、その照明器具が実際どんなに美しい光を作り出しているか、私は実物を見てしまっているのだ。
過去に見て記憶しているデータを総動員して、次々と組み合わせてゆく。見た記憶さえあれば必ずそれはどこかにある、売っている。誰かが作っている。そんなわけで、つい妥協しそうな自分に喝を入れながら、年末引き渡しは刻一刻と近づいてくるのでした。

もちろん、こういった日ごろの自分の観念とは違うものと出会うことが、自分の本質（何が好きなのか、どこが譲れない部分なのか、など無意識のうちに積み重なっているもの）を知るきっかけにもなるので、家を作るということは自分を見つめ返すことだと実感している。
「私は何が好きなのか？」次々と選ぶことを迫られながら、私は気づかされてゆくのだ。

p.s. 工務店さん、うるさいヤツでゴメンナサイ！
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   <title>景色をトリミングする。</title>
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   <published>2006-12-01T15:08:49Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:47Z</updated>
   
   <summary>「サッシを決めてくださーい」と言われたので、まだ柱や梁しか組み上がっていない現場で、景色を眺めながら打ち合わせをした。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061201-3.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061201-3.gif" width="262" height="175" />]]>
      <![CDATA[「サッシを決めてくださーい」と言われたので、まだ柱や梁しか組み上がっていない現場で、景色を眺めながら打ち合わせをした。相当景色のいい場所だけれど、さらに好きな景色を切り取る作業がこの窓決めだろう。平面図を見て実際の場所に立ち、当然床がないので仕上がりの高さで目線が合うよう材木を足場にして、実際の生活を想像する。

私の本業、グラフィックデザインでもこういった写真のトリミングが重要な作業となる。よい写真をよりステキに、もし見せたくないものがたまたま入っていたらトリミングでカットする。美しくないものは目に入らないようにする、ということが実は大切なのだ。

<img alt="061201-1.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061201-1.gif" width="262" height="175" />

窓の外にすぐ紅葉がある部屋が出来る。この紅葉をどう見て過ごすのか…。窓からの四季の移り変わりは、毎日の光景となる。だから窓フレームでのトリミングがとっても大事。

また、今回撤去したぼろ家から救出した木製建具も、無理のない範囲で再利用する。窓として開閉に適さないと思われるものは、思い切ってはめ殺しにしてしまうことにした。実際に持ち上げてあててみて、位置を決める。

縁側に使われていた重みのある木製建具も再利用するので、ガラスを外してごしごし洗ってみた。染みついた汚れを取り除くと、たまらない雰囲気の木地が出てきた。

<img alt="061201-4.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061201-4.gif" width="262" height="197" />

これを新品で入れるサッシの色と合わせて黒く塗ってしまうことにする。そうすれば木とサッシという異素材のバランスがとれるのではないだろうかと想像する。ちなみに下世話な話だが、木製建具はオーダーするととっても高いのだ。買うのは諦めていたのだが、思いがけず手に入ってしまって…嬉しい。

<img alt="061201-2.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061201-2.gif" width="262" height="175" />

後は生活動線や、仕事中の机からの目線、設備とのバランス、外観からのリズムや位置関係なども確認しながら、あっちへこっちへ現場を動き回りながら決めてゆく。ま、出来たとこ勝負なので結果は分かりませんが。
こんな感じで決めているのですが、これでいいのでしょうか？家なんて一生のうちにそう何度も作れるものではないので、本当に手探り状態です。]]>
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   <title>紅葉にホロリ…。</title>
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   <published>2006-11-20T13:42:41Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:47Z</updated>
   
   <summary>４〜５日前に見た時はまだ枝先がちょっと赤いかな、というくらいの紅葉でしたが、ちょっと雨が降ったり寒くなったりしたら一気に紅葉していました。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061120-1.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061120-1.gif" width="262" height="197" />]]>
      <![CDATA[４〜５日前に見た時はまだ枝先がちょっと赤いかな、というくらいの紅葉でしたが、ちょっと雨が降ったり寒くなったりしたら一気に紅葉していました。

<img alt="061120-2.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061120-2.gif" width="262" height="197" />

<img alt="061120-3.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061120-3.gif" width="262" height="197" />

車で走っていったら突然の赤がすごくて、「うわっ！」と叫ぶくらいくっきりとした姿。こうだったらいいな…そうなるかな…と想像してはいたけれど、ここまでスゴイとは…。
下の道路脇に車を停めて、入り口を上がってゆくとこんな感じ。

<img alt="061120-4.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061120-4.gif" width="262" height="349" />

「はぁぁぁ…」と何度見てもため息ばかり。
そして、「てことは相当冷え込むってことねー」と実感する。朝晩の寒暖の差と日照が紅葉をより鮮やかにするのですね。

これでがぜん紅葉＆黄葉に力が入った私は、なんとかして時間を作り「川崎緑化の吉田農場へ、木の図鑑片手に秋の落葉樹見学に行くのだ！」と意気込んでおります。高低差のある敷地なのでなんとかあと２本、桂とヤマボウシの大木（！）を導入したいのです。そして、ホロリとくるような秋の庭を作りたいのです。

家本体は基礎工事の状態なので、特にまだ自分たちは何も出来ず、柳生流にならってちょこまかと周囲で草払いをしたり大木の枝打ちや剪定をしています。打ち合わせに出かける前の３０分、スーツ姿で立ち寄ってはmyノコでギコギコ。
そして先日、畑の横の特等席を選んで、「ケイコさん」と「マツオさん」と名付けた小粒で美味しい（と勧められた）早生品種の桃を２本並べて植えました。さらにその近くには「マサさん」という柚子。

<img alt="061120-6.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061120-6.gif" width="262" height="197" />

一度植えたら一生の（もしくは私が死んでも生き続ける）木なので、慎重に場所を決めて植え始めています。

<img alt="061120-5.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061120-5.gif" width="262" height="197" />

そしてしんみりしたところで、なぜか登場「紅葉まつり開催中！」みたいな雰囲気の垂れ幕がっ…。この配色といい、この「楽」って文字といい、似合いすぎてはずかしーっ！しかも国道から入る道すがら１０本ぐらいのぼりが立ってるしっ！でもこういった建築作業中の様子も大切なプロモーションなんですよね、タニザキセンム。分かってます、わたし。
とはいえ「祭りだワッショイ！」って感じで、ちょっと後ずさってしまいました…。照れ屋なんです自分のことになると。]]>
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   <title>タニザキレンジャー！</title>
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   <published>2006-11-11T11:58:47Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:47Z</updated>
   
   <summary>さて、解体が始まって１０日が経過。現場は一体どんなことになっているのでしょうか…。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061110-1.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061110-1.gif" width="262" height="349" />]]>
      <![CDATA[さて、解体が始まって１０日が経過。現場は一体どんなことになっているのでしょうか…。

「サッシの色を選んでください〜」とニャーニャー声のタニザキセンムから連絡をもらって現地集合することになった。「何故ゆえにいきなりサッシから！？」と不思議な気分になりながら現場へ。もうすっかり屋根もすっぽ抜けて柱だけになっていた。

<img alt="061110-3.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061110-3.gif" width="262" height="197" />

<img alt="061110-2.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061110-2.gif" width="262" height="197" />

そこでなにやら測量をしている青年たちの姿が。その場所こそ我が社の増築部分なのである。さっそく糸をぴぴっと張ってみてくれて「ここが実際の仕上がりになります」と説明してくれた。

引き続きタニザキセンムが柱や梁の形状、追加する材木の説明などをしてくれる。どうにも「見た目が良くない」と天井に向かって連呼する部分があり、そこは撤去しちゃってかわりにやたらと立派な材木が入れ込まれるそうだ。形状に合わせて早くもカーブが刻まれていたり、墨で印が付けてあったりと、早い早い。しかし、その真新しい立派な材木を眺めながら、はてそんな予算はあったのだろうかと心配になる。

<img alt="061110-6.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061110-6.gif" width="262" height="197" />

（この場を借りて）予算はないですよ〜っ！
「何色に塗りますか？　塗っていいですよ」
と言われたので、この立派な天井の材木は自分たちで塗ってもいいパーツのようだ。やった！まず参加出来るところはここですか。ほんとに巨大なプラモデル気分。

他にも現状の説明を受けながらすかさず希望を伝える。
「外壁の板はこう横に重ねていって〜」と説明を聞いた瞬間に「タテになりますかね？」と聞き返す。すぐに高さを測ってくれて「タテOK！」と棟梁とも顔を合わせる。
増築部分の壁面サンプルが思いっきりイメージに合ってなかったので（一応、デザインする場所ですから）「こーんなタテになってるトタンみたいなやつ」と手をバタバタ上下に動かすと「あ、これこれ！でしょ？」とすぐに見つけてくれた。サンプルも取り寄せてもらうことに。サッシと屋根材のカラーサンプルは預って帰って配色を考えることにした。
サッシだけの話ではなくて、色々なことを決めなくちゃいけなかったようだ。

<img alt="061110-5.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061110-5.gif" width="262" height="197" />

さて、なんとなくお気付きかとは思いますが、この柱しか残っていない物件はとりあえず「リフォーム扱い」なので、平面図１枚しかないのであります。したがって壁面や屋根の仕上がりが分かる横４面からの正確な図面はありません。タニザキセンム、棟梁、ワタシ＆パートナーであるオットモドキが現場で顔を突き合わせて、あーだこーだと指さし確認しながら作るのです！（家を作るってこれでいいんだ！？）
３者のアイディアを現場ですり合わせながらの「超リフォーム」。

<img alt="061110-4.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061110-4.gif" width="262" height="197" />

中央奥が「崩壊寸前の民家と貧乏施主の命を救う（白ひげだけど）赤ひげ先生・再生の匠」タニザキセンム、手前は現場担当の「赤いタオルがカッコイイね！」のサイノ青年と、「軽やかな身のこなしで民家を建て直し、タニザキセンムの熱い喋りに微笑む優しい棟梁」ヨネヤマさん。
そしてみんな並んで「<a href="http://k-tanizaki.com">鹿児島タニザキ</a>」の頼れるチームなのでした。

●こんなところで業務連絡／センム〜、使えそうな古い石とか捨てないでくださいね〜。撤去した風呂場のコンクリートでテラススペースを作ろうかな〜と思ってたら、なくなってました〜。お金ないんでなんでもリユースします〜ヨロシク〜。]]>
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   <title>解体はじまる！</title>
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   <published>2006-11-02T05:15:05Z</published>
   <updated>2007-12-13T10:27:47Z</updated>
   
   <summary>「明日から解体はいりますんで！」と、ちょっとニャーニャー声のタニザキセンムから電話が入ったのは、１０月３１日の夕方頃だった。</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061102-1.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061102-1.gif" width="262" height="349" />]]>
      <![CDATA[「明日から解体はいりますんで！」と、ちょっとニャーニャー声のタニザキセンムから電話が入ったのは、１０月３１日の夕方頃だった。ついその前日に土地の名義変更にもう少し時間がかかるので、売り主さんとFAXで念書を交わして「事前着工しましょうかね」と話していたので、あっというまに段度ってしまわれたらしい。さすが、「鹿児島田舎物件の赤ひげ先生、古民家再生の匠・タニザキセンム」である。

そんなわけで、その感動の解体スタートを画像におさめるべく、翌１日、朝１０時半頃に現場へ着いたら、もう８割方壁なんて無くなっていた。早っ！

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大工さんの様子を見ていると、長いバールでごんごんっと２〜３回叩くだけで次々と壁や材木が外れていく。わずかなすき間を狙ってバールの先をあてて金槌でごんっ！きゅっ！ぱかっ！

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某番組みたいにバリバリーッ！という音をたててという感じではなく、ぽこぽこ軽快に外してゆくのだ。静かな景色の中で、その大きくもない作業の音と、周囲の鳥のさえずり、わずかな風の音がものすごく心地良い。
ビフォーアフターの作業はとっても荒いのかもしれない。あの不安を煽るようなピアノトレモロのBGMもないし、真面目なサザエさんの声が「家族の絆を遮る不安定な段差がきしむのです…」と聞こえるわけでもないし、もたもたする匠の姿もないし。
う〜ん、良い景色だ。

２日の朝にも現場を覗いた。タニザキセンムが残してゆく古材をちゃちゃっと指示したりしていた。再利用しない残材はもちろん将来のお風呂の焚きもんになる。

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こっちはお取り置きの木製建具。敷居などもいったん外して残される。

この古民家担当の大工さんはこれで３５件目くらいになるらしい。７年ほど前、このタニザキセンムが「古民家再生をやる」と言い出した時は、「こげんな古かとは、うっこわせばよかがね」というリアクションだったらしいが、今では最強の大工さんチームのようだ。どれが大事なものか、捨ててもいいものか、古民家データの蓄積があるんだろう。その作業をしている雰囲気も、子供の頃にいたような大工さんらしい感じがしてほっとする。

柱と柱の間に補強として入る“筋交い”が一本もない、というのを大工さんが話しながら作業をしていた。それなのに家全体、５ミリもゆがんでいないそうだ。それでも強度が保たれている仕組みを、タニザキセンムがあれこれ天井の組んである部分を指しながら説明してくれたのだが、いかんせん単語が解らないので理解できない。でも金具なしでちゃんと組まれている、だから筋交いがなくても強いんだそうだ。この構造を分かっていないと解体できないんだな、きっと。
その横顔がきりっとかっこよかったので、途中からはインタビューしながらVTRを回したりした。写真も撮らなくてはならない。何をやってるんだか、けっこう忙しい施主である。
まだ二日目なので、さすがにまだ大工さんへのインタビューや、顔写真の撮影は踏み込めなかったが、出来上がってゆく工程を理解しながら残してゆきたいと思う。

国産車プラス軽自動車くらいのお値段で、なんだかほんとに、素敵なとこ買っちゃったみたい…。]]>
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   <title>美しい廃墟</title>
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   <published>2006-10-22T11:26:52Z</published>
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   <summary>「うわっすみません！こんなに古い家だったなんて！失礼しました！」
一枚の売り家チラシを手に、初めて物件へ案内してくれたトチネットタカタくんが、車を降りるやいなや、ものすっごい勢いで頭を下げて謝ってきた。「売り家」というより「売り地／迷惑な廃墟付き」というのが正しいんじゃないだろうか。</summary>
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      <![CDATA[「うわっすみません！こんなに古い家だったなんて！失礼しました！」
一枚の売り家チラシを手に、初めて物件へ案内してくれたトチネットタカタくんが、車を降りるやいなや、ものすっごい勢いで頭を下げて謝ってきた。「売り家」というより「売り地／迷惑な廃墟付き」というのが正しいんじゃないだろうか。普通の人はここで「なんて失礼なモノを紹介するの！？」と怒るのだろうか。散々恐縮しているトチネットタカタくんに向かって私はげらげら笑いながら、「うわ〜、いきなり出ましたね〜」と探検を申し出た。いきなり廃墟かいな。まるで挑戦状のような物件だった。
屋根には雑草が生い茂り、木製の外壁も下から腐りはじめている。よく立っているな…というくらいに、それはもう家というよりも荒れ果てた小屋だった。

「どこか潜り込めますかね？」と聞いたらさっそくトチネットタカタくんが縁側の雨戸に手をかけてくれた。開いた。「土足で上がっちゃっていい？」と聞いて、早速探検開始。

「美しい…」

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もう何年くらい人が住んでいないのだろう？　時間がぴたっと止まったままだ。でも外から見た印象よりも中はずっと頑丈な感じ。土足で踏み込んでも床のきしむ音はしない。柱もまっすぐ立っているし、腐ってもいないようだ。枯れ葉が入り込んでいるから、よっぽどすきま風が入り、その風通しのおかげで持ちこたえていたのかもしれない。台風にも負けていないから、ここには強い風がぶつからないんだろう。
床の抜けた台所、道具が散らばった土間、コンクリートの五右衛門風呂。ほうきや茶わん、鍋、やかん、ポット。黒電話ののっかったこたつ、古いタンス。生活動具が雑然と残されていた。もちろん全て木の建具で、小さな窓や縁側の大きな引き戸、全部がまだしっかりと矩形を保っていた。鍵なんかも真鍮製の指先でねじ込むタイプのものだ。天井裏には大きなしょけが干してあったり、納戸には大きなお茶缶や金だらいが積んであった。しばらく黙って見回した。

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お金があるならば、普通は更地を買う、らしい。こんな廃墟なんて撤去に時間と費用がかかるので邪魔にしかならないのだ。リフォームするにもほとんど立て替えみたいなもの、工務店さんもめんどくさくてため息がでそうな廃墟だ。でも、なんだかどうしてもこの縁側の重くてしっかりとした木製ガラスサッシ（？）とか、ガタピシいいそうな窓がツボにはまってしまったのだ。「床と柱はぜんぜんゆがんでないよね」と、確かめるように写真を撮りながら歩き回った。

そして、廃墟を出て暫くしたところで、「こういった物件が新築よりも大好きな工務店さんがいます」と、トチネットタカタくんが教えてくれた。「でもけっこう、かかりますねぇ」「更地を買った方が結局安いかも」と聞きつつ、微妙に気持ちがざわざわ。中途半端に古いとかより、なんと潔い廃墟っぷりだよ。それに安く仕上げるったって新築ならそれなりにかかる。安く仕上げるのを理由に安っぽい新建材とかプラスチックの蛇口を選ぶなんてのも嫌だな。
「自分に納得がいき、お金の負担が少なく、ずっと大事に育てていける楽しみのある場所や家」ってなんだろう。実際に選択肢としてあり得る廃墟を目にして、家というものに対する自分の価値観を見直す作業が始まった。]]>
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   <title>金木犀のある家です。</title>
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   <published>2006-10-17T08:37:50Z</published>
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   <summary>金木犀の香りが秋風に混じりはじめた。…あ、新しい土地の金木犀はどうだろう！</summary>
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      <![CDATA[<img alt="061017-ki01.gif" src="http://www.rh-plus.co.jp/cms/003/061017-ki01.gif" width="262" height="197" />]]>
      <![CDATA[金木犀の香りが秋風に混じりはじめた。…あ、新しい土地の金木犀はどうだろう！
今月末にいよいよ正式に自分たちのものになる、山すその土地へ向かった。これからウチにやって来る人を最初に迎えてくれるのは、この金木犀になる。しかも、枝に手が届かないくらい大きい。下から見上げるとすぐ隣の楓と枝が混じりあって、なんともいえないシルエットを作り出す。そのまた隣には一ツ葉、さらにもう一本楓、そして桜の木がずらずらと並んでいて、どれもみんな見上げるくらいの立派な木なのだ。でも幹は細目ですらりとしていて、がっしりとした大木ではなくとっても自然な感じがする。

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いくらお金を払っても手に入れられないものは、こうした大きな木に育つ年月だと思っていたので、土地を買うことにした大きな理由の一つがこの木だと言える。

家は入り口のすぐ近くに建っているので、奥に入った中庭がまた結構遊べるスペースになっている。中心に名もしらぬ大きな木がある。夜明かりを灯してこの下で宴会、としか言いようのない木だ。すぐ隣にはその中庭を見下ろせる２階建ての納屋があり、８畳二間の立派な部屋になっている。家（大改修の予定）よりもこっちの納屋部屋のほうがきれいというのもおかしな話だ。
いずれ畑になる所にもぽつぽつと木が植わっている。金木犀、梅２本、椿２本、まだ実がつかないくらい小さいけれど柿もある。下草にはフキも多い。

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ゆったりと頼りになりそうな大きな木が、きっとささやかな家を包んでくれて、安心できる場所になるよう見守ってくれるだろう。すごくそんな気配が感じられる。
「この場所を買うんだねぇ」と次第に実感が湧いてくると、どんどん愛しくなってくる。一緒に暮らしている相方も、私より先に自転車で金木犀を見に行ったそうだ。最初は「え〜、ここ！？　いいかなぁ？」と言っていたのではなかったか？　なんなのだ、その抜け駆けぶりは。
今はまだまだ草ぼうぼう、家も廃虚状態なのでぜんぜんピンとこないけど、この大きな木たちは私たちがやってくるのを待っているんだと思う。

さて、どうやって風景を作っていこうか。とっても長い計画だ。ひとまず色々な本や雑誌を読み続けた結果、「柳生流」を実践しようと思う。そう、クイズハンターの柳生博の作法に倣って、私は里山の庭を目指す。

〈ご挨拶〉
いよいよコトが動き出しました。今月末に正式にハンコを押して契約をしますので、そこから家という新しい表現の場を作ることになってきます。まさか本当にこんな日が来るとは思っていませんでしたが（相当強く願ってはいましたが…）、買っちゃいます。

その経緯こそまさにライフページにて随時紹介すべきことかもよ、と思って、ちゃんと時系列に紹介してゆこうと思います。各種データや関わってくださる方々のこと、その様子なども残してゆけたらと考えています。
どうぞ新しい場の誕生を見守り、応援して頂ければありがたく思います。

もちろん何の問題もなくデザイン業務は行っていきます。
「セルフビルド」などという本業ほっぽらかしての家づくりではございませんので、どしどしお仕事よろしくお願いいたします。それが新しい家の壁となり床となりますので…。]]>
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