ガーデンハウス慈遊館

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慈眼寺公園の四季の移り変わりを一望できる、介護付き有料老人ホームのパンフレットを作らせていただきました。

まずは時間をかけて話を聞くことで経営者のお人柄に触れ、この老人ホームがどんな場所であるかをどう伝えようか、見せようかと考えました。そして私自身が介護の専門家ではないからこそ、解りづらい専門用語を別の言葉に置き換えてデザインすることを心がけました。

老人ホームは特別な場所ではなく、私たち自身がいずれ介護を受けながら「暮らす場所」です。すべての人が生きてゆくその延長上に老いは等しくやってきて、逃げることなどできません。
年をとって人の手を借りなくてはならなくなった時に、じゃあどこだったら自分の思い描いた老後が叶えられるかを知っておくことは、早いに越したことはないなと思うようになりました。

「おじいちゃんおばあちゃんになったからといって、みんなでさあ一緒に歌いましょう!…っていうのが苦手な人もいると思うんですよね」という経営者さんの嗜好も、ピンときたポイントでした。
全体的にいかにも施設という雰囲気ではなく、特に最上階はダークブラウンでコーディネイトされ、おじいちゃんおばあちゃんを子供扱いしていません。
私も、お年寄りを子供扱いすることと、優しく丁寧に接することは違うと思うのです。

私もいつかお世話にならなきゃいけない時が来たら(自立であっても60歳から入れますので、引越しという感覚で入居される方もいるとのこと)こんな老人ホームで夜景を眺めながらビールでも飲み、Macでブログの更新をやったりしてるナゾのおばあちゃんになりたいと思います。

http://www.jiyu-kan.com/

●2006年5月


鹿児島・グラフィックデザイ|広告ディレクション